- 「将来ハゲるんじゃないか不安だけどハゲやすい人に特徴はあるのかな…」
- 「最近以前のようにヘアセットが上手くいかない気がするけど、もしかしてハゲてるのかな…」
この記事を読まれている方の多くは、このような悩みや疑問を抱えているのではないでしょうか。そこで本記事では将来ハゲやすい人の特徴や前兆、対策方法について解説します。
ぜひ、最後までお目通し下さい。
目次
将来ハゲやすい人の11個の特徴
将来ハゲやすい人には、さまざまな特徴がありますが、主に取り上げられるものとしては以下の11個が挙げられます。
- 母方の家系に薄毛の人がいる
- 食生活が乱れている
- 慢性的な睡眠不足
- 枕に抜け毛が多く付着していたり抜け毛量が多い
- 喫煙者
- 抜け毛の毛根にふくらみが無く細い
- 髪の毛のハリやコシが無くなってきている
- ヘアセットがしづらくなった
それぞれ詳しく解説していきます。
母方の家系に薄毛の人がいる
母方の家系に薄毛の人がいる場合には、ご自身も薄毛になる可能性が高いと言えます。というのも、薄毛の代名詞とも言えるAGA(男性型脱毛症)の発症には、母方家系の遺伝が大きく影響していると考えられているためです。
そもそも、AGAとはジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる男性ホルモンがアンドロゲンレセプターと呼ばれる受容体と結合することで生まれる、脱毛因子「TGF-β」によって引き起こされる脱毛症のこと。
アンドロゲンレセプターの量は遺伝によって決まることが多く、より数が多くDHTを受け取れるキャパシティがある場合には、AGAになる可能性が高くなります。
食生活が乱れている
髪の毛の成長には、様々な栄養が不可欠です。ラーメンやジャンクフードなどの偏った食生活をしている場合、髪の毛に必要な栄養素が十分に摂れず、髪の毛が細く弱弱しい毛になり、抜け毛が起こりやすくなります。
慢性的な睡眠不足
慢性的な睡眠不足が続いている方も、薄毛が進行してしまう可能性があります。髪の毛の基となる毛母細胞や毛乳頭細胞と呼ばれる細胞は、成長ホルモン等によって活性化されるためです。
成長ホルモンの分泌は睡眠中に約60%~70%までも行われており、睡眠時間が不足してしまうと、十分に成長ホルモンが分泌できず、毛母細胞・毛乳頭細胞の働きを弱めてしまう可能性があります。
また、睡眠時間と併せて気にするべきは睡眠の質(深さ)です。成長ホルモンの分泌は入眠してから90分後にピークを迎えますが、この際に眠りが浅い場合には分泌量が減ってしまうことが判明しています。
もし、睡眠を6時間~8時間取っているにも関わらず、眠気が取れないという方は、睡眠の質についても疑った方が良いでしょう。
枕に抜け毛が多く付着していたり抜け毛量が多い
人の髪は一日に50本~100本抜けていると言われており、数字を聞くと「そんなに多いのか」と思われる方もいるでしょう。ただ、50本~100本程度の抜け毛では、よほど意識を向けない限り、ほとんどの方が気にならない量です。
しかし、枕に抜け毛が多く付着していたり、お風呂場の排水溝がすぐ詰まったりする場合には、何らかの原因によって抜け毛量が極端に増えている可能性もあります。
夏秋は抜け毛が増える時期のため、一時的なものであれば基本的には問題ありませんが、1年間通して、それらが気になるという場合には将来ハゲる可能性があると言えます。
喫煙者
百害あって一利なしと言われるタバコですが、髪にとっても同じことが言えます。
タバコに含まれるニコチンには血管収縮の作用があり、血の巡りを悪くしてしまいます。髪の毛に必要な栄養素は血を介して頭皮へと運ばれるため、血行不良になると髪の毛が十分に成長できなくなってしまうのです。
また、アメリカの研究機関にて、喫煙者と非喫煙者を対象にDHT量を計測したところ、喫煙者は非喫煙者と比べてDHT量が14%高いことが判明しています。
喫煙習慣を無くすことは、難しいことでもありますが、髪の毛のことを気にするのであれば、すぐに禁煙するようにしましょう。
- 抜け毛の毛根にふくらみが無く細い
- 生え際が後退しはじめていると感じる
- 髪の毛のハリやコシが無くなってきている
- ヘアセットがしづらくなった
- フケが増える
それぞれ詳しく解説していきます。
抜け毛の毛根にふくらみが無く細い
髪の毛が健康的な場合、抜け毛の毛根は膨らんでおり、毛根鞘(もうこんしょう)と呼ばれる白い物質がくっついています。
しかし、AGA等を原因に髪が十分に成長し切れていない場合、抜け毛の毛根は膨らみがなく、毛根鞘(もうこんしょう)がついていません。
また、抜け毛が細く短い場合も同様に、成長し切れていないまま抜け落ちてしまっている可能性gあります。
髪の毛のハリやコシが無くなってきている
以前よりも髪の毛にハリやコシが無く、細くなっていると感じる場合には、先と同様に髪の毛が十分に成長しきれていない可能性があります。
ヘアセットがし辛くなった
AGAに発症すると、多くの場合には前頭部(生え際)の後退から始まります。また、一部の方は頭頂部から始まる場合もあります。
以前と比べてヘアセットがし辛くなった方で、特に前髪の分け目がキマらなかったり、トップの密度が薄くなっていると感じる方は、AGAを発症している可能性が高いと言えるでしょう。
薄毛の進行を止めるための対策方法
髪の毛が生え変わるサイクルは一生のうち20回~40回と言われており、その上限に達してしまうと髪の毛は二度と生えてこなくなってしまいます。そのため、薄毛の対策は1日でも早く行った方が良いのです。
ここからは薄毛の進行を止めるための対策方法について、以下の5つをご紹介します。
- バランスの良い食生活を心がける
- 頭皮マッサージを行う
- 湯船に浸かる
- 育毛剤を使う
- AGA治療薬を使う
それぞれ詳しく解説していきます。
バランスの良い食生活を心がける
髪の毛は数種類のアミノ酸が結合して作られるタンパク質から作られています。また、それらを作り出す際などにもビタミンや亜鉛などの栄養素が必要となります。そのため、食生活が偏っていると栄養不足になることも。
髪の毛の成長に必要な栄養素とそれらを多く含む食べ物、一日の摂取量目安についてまとめましたので、ぜひご参考にしてみてください。
種類 | 詳細 | 1日の摂取量目安 | 多く含む食べ物 |
---|---|---|---|
タンパク質(アミノ酸を多く含むもの) | 髪の毛の基となる栄養素です。 | 60g ※18歳以上の場合 | 牛肉(赤身)・豚肉(赤身)・ラム肉・まぐろ赤身・かつお・ぶり・さけ・卵他 |
亜鉛 | ケラチンを生成する際に必要な栄養素です。 | 11g ※18歳~74歳の場合 | 牡蠣・いわし・豚のレバー・牛のもも肉・焼きのり他 |
ヨウ素 | ケラチンの生成を促します。 | 0.13mg | 昆布・わかめ・のり・ひじき他 |
ビタミンA | 頭皮環境の健康をサポートします。 | 800~900㎍ ※年齢によって変動 | レバー・にんじん・小松菜・ほうれん草他 |
ビタミンB6 | ケラチンの生成を促します。 | 1.4mg ※18歳~74歳の場合 | かつお・さば・いわし・鮭・玄米他 |
ビタミンE | 血行促進をします。 | 750~850mg ※年齢によって変動 | アーモンド・ドライトマト・ヘーゼルナッツ・落花生他 |
食事管理アプリなどを使えば、食事から摂取した栄養の量なども簡単に分かるため、ぜひ取り入れてみてください。
また、サプリメントやプロテインなどを使用して栄養を摂っても構いません。
頭皮マッサージを行う
頭皮マッサージをすることで、頭皮の血行を促進することができます。シャンプーの時などに頭皮全体を満遍なく揉んだり押したりしてマッサージをするといいでしょう。
また、頭皮マッサージは長期間繰り返し行いましょう。。1回行うだけでは、マッサージ直後の血流量は増えるものの、徐々に元の血流量へと減少します。長期間繰り返し行うことで定常の血流量を増やすことができます。
湯船に浸かる
お風呂はシャワーのみという方も多くいらっしゃいますが、湯船に浸かることで血行促進が期待できます。
湯船に浸かり体が温まることで、血管が広がり血液の流れが良くなります。40℃前後のお湯に10分~20分ほど浸かることで効果が期待できるでしょう。
育毛剤を使う
育毛剤を利用するのも抜け毛予防に有効的な手段です。
育毛剤の種類によって期待できる効果は異なりますが、ほとんどの育毛剤には血行促進効果や頭皮環境を整えてくれる成分が含まれています。
また、中には先ほど解説した5αリダクターゼの活動を抑制するような成分を含んでいるものもあり、AGAを発症している方にも効果的です。
AGA治療薬を使う
先ほど解説した通り、AGAの原因はDHTによるものです。抜け毛の原因がAGAの場合には、いくら血行を改善したところで予防には繋がりません。AGAの場合にはやはり薬を使うのが効果的です。
AGA治療薬には、大きく分けて以下3種類の薬があります。
- フィナステリド
- デュタステリド
- ミノキシジル(外用薬・内用薬)
フィナステリドとデュタステリドは5αリダクターゼの活動を抑制する効果があり、ミノキシジルは毛乳頭や毛母細胞の活動を活性化させ発毛を促進する効果があります。
海外の通販サイトなどで個人輸入をすることもできますが、必ず医療機関で処方してもらうようにしましょう。いずれの薬も副作用があり、中でもミノキシジルについては動悸・息切れなどが起こることがあります。
最後に
今回は男性における将来ハゲる人の特徴から対策方法まで解説させていただきました。
薄毛対策には原因に応じた適切なアプローチが必要であり、原因が分からないまま、色々な対策をとっても徒労に終わってしまうこともあるでしょう。
昨今では、専門のクリニックなどで簡単に検査することができるので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。