- 「髪をちゃんと洗っているはずなのにフケが沢山落ちてくる…」
- 「頭皮が乾燥している訳じゃないのにフケが出る…」
この記事を読まれている方はこんなお悩みを抱えているのではないでしょうか。そこで本記事ではフケの原因から対策方法まで解説いたします。
ぜひ、最後までお目通しください。
目次
フケの正体とは

フケの正体は肌から剥がれ落ちた古い角質です。
人の肌はターンオーバーと呼ばれる新陳代謝が起きており、約4週間~6週間の周期で肌の一番外側である表皮が生まれ変わっています。その際に古い角質が剥がれ落ちるのです。そのため、健康な状態であってもフケは自然と発生します。
通常の量であれば洗髪時に流れ落ちて目立たなくなりますが、何らかの原因によってターンオーバーが乱れて早くなると剥がれ落ちる角質の量が増え、フケが目立つようになるのです。
フケができる原因

フケができる原因としては大きく以下の2つが挙げられます。
- 乾燥
- 皮脂の過剰分泌
それぞれ詳しく解説していきます。
乾燥
頭皮が乾燥すると肌のバリア機能が低下し、外からの刺激を受けやすい状態になるため、ターンオーバーが乱れる原因となります。
肌が乾燥する原因としては以下のような事が挙げられます。
- 洗浄力が強すぎるシャンプーを使っている
- 40度以上のお湯で髪を洗い流している
- 冷暖房の効いた部屋に長時間いる
- 髪を乾かさない
- 食生活の乱れ
洗浄力が強すぎるシャンプーを使っている
洗浄力が強すぎるシャンプーを使うと、頭皮に必要な皮脂までも落としてしまい、肌の乾燥を招く恐れがあります。
洗浄力が強すぎるシャンプーの多くには「高級アルコール系」の洗浄剤が多く配合されており、具体的な成分としては
- ラウリル硫酸ナトリウム
- ラウレス硫酸ナトリウム
- ラウレス硫酸アンモニウム
などが挙げられます。高級アルコール系シャンプーは、その名と反して原材料が安価なため、1,000円以下で販売されているものに多く含まれています。
また、男性向けシャンプーの場合にも注意が必要です。男子は男性ホルモンの影響により、皮脂分泌の量が女性と比べて多いことから洗浄力の強いシャンプーが多くあります。
40度以上のお湯で髪を洗い流している
40度以上のお湯で髪を洗い流すと、皮脂を過剰に洗い落としてしまい、シャンプーと同様に乾燥を招きます。髪を洗い流す際には37度~38度のお湯を使うようにしましょう。
冷暖房の効いた部屋に長時間いる
冷暖房の効いた部屋に長時間いることも、頭皮の乾燥の原因となります。
部屋を暖かくした場合でも、空気中に含まれる水分量自体はほとんど変わりません。しかし、空気の特性として暖かくなればなるほど水分を含むキャパシティが大きくなることで湿度が下がってしまうのです。
反対に部屋を冷やした場合にはどうでしょうか。部屋を冷やした場合には空気が水分を含むキャパシティは小さくなるものの、温度が下がることで空気中の水分が結露して、水滴となり空気中の水分量が減ってしまいます。室外機の横に取り付けられているパイプから水が出ているのを見たり、エアコンから水が垂れたりしている方も多いのではないでしょうか。
こうした背景から冷暖房の効いた部屋に長時間いることは、肌にとって悪影響を与えてしまうのです。
髪を乾かさない
人間の肌には常在菌が存在していますが、通常時は一定量のバランスを保ち、肌に対して悪影響を与えることはありません。
しかし、髪を乾かさないと常在菌が異常繁殖し、頭皮に刺激を与えて炎症を起こす恐れがあります。炎症が起きた肌はターンオーバーが乱れてしまい、肌の乾燥を引き起こします。
食生活の乱れ
肌のターンオーバーにはさまざまな栄養素を必要とします。また、血液を通して肌に栄養が届けられるため、血流も良い状態でなければいけません。
食生活が偏ってしまうと、十分に栄養が摂れない上、血行不良を招く原因にもなります。その結果、肌のターンオーバーが乱れてしまい、肌が乾燥してしまうのです。
皮脂の過剰分泌
フケは乾燥だけでなく肌の皮脂が過剰分泌されている場合にも発生しやすくなります。脂性フケは乾燥を原因としたフケとはやや特徴が異なり、水分量が多くベタつきがあります。また、乾性フケと比べて髪や頭皮から剥がれ落ちづらく、はりつきやすい点なども特徴として挙げられます。
では、皮脂が過剰分泌してしまう原因とは何なのでしょうか。主な原因としては以下の4点が挙げられます。
- 乾燥
- 糖質の過剰摂取
- 睡眠不足
それぞれ詳しく解説していきます。
乾燥
先ほど肌が乾燥する原因について解説させていただきましたが、実は肌が乾燥すると これ以上水分を蒸発させないようにと皮脂を過剰に分泌するようになります。 そのため、最初は乾性フケが目立っていたのに、後に脂性フケが目立つようになることもあるでしょう。
肌が乾燥する原因としては先ほどど解説させて頂いた内容と同様に
- 洗浄力が強すぎるシャンプーを使っている
- 40度以上のお湯で髪を洗い流している
- 冷暖房の効いた部屋に長時間いる
- 髪を乾かさない
- 食生活の乱れ
などが挙げられます。
糖質の過剰摂取
糖質の過剰摂取は皮脂の過剰分泌を引き起こす原因の一つ。
糖質の多い食品を摂ると、血糖値が急上昇してインスリンというホルモンが分泌されます。インスリンは皮脂腺の活動を強め、皮脂の過剰分泌を招きます。
ご飯を大盛りにされる方などは注意しましょう。
睡眠不足
睡眠不足が皮脂の過剰分泌を招く原因としては2つ挙げられます。
- 成長ホルモンの分泌が十分に行われずにターンオーバーが乱れてて皮脂が過剰分泌される
- 交感神経が優位になり男性ホルモンが活性化されることで皮脂が過剰分泌される
また、成長ホルモンの分泌については睡眠の長さだけでなく深さについても大きく関係しています。成長ホルモンは入眠してから90分ほどのノンレム睡眠(深い睡眠)の状態の時に、分泌量のピークを迎えます。
そのため、騒音や明るさ、ストレスなどで睡眠の質が悪化し浅い睡眠になってしまうと、十分に成長ホルモンを分泌できないのです。
フケを治す方法

ここからはフケを治す方法について解説していきます。ご紹介する対策方法については乾性フケの場合でも、脂性のフケの場合でも重要なポイントとなりますので、どちらのタイプの場合でも実践してみて頂ければと思います。
フケの対策方法としては以下の通りです。
- 頭皮用ローションや保湿効果のある育毛剤を使う
- 質の高い睡眠をとる
- 適度な運動をする
- 栄養バランスが整った食事をとる
- 自分の肌質に合ったシャンプーを使う
それぞれ詳しく解説していきます。
頭皮用ローションや保湿効果のある育毛剤を使う
顔に化粧水や乳液を使って保湿するのと同様に、頭皮用ローションや保湿効果のある育毛剤を使って頭皮も保湿してあげるようにしましょう。
肌が乾燥状態の場合はもちろんですが、脂性肌の方の場合でも同様です。先にも述べた通り、肌が乾燥することで皮脂の過剰分泌は起こります。
脂性肌の方はその働きが特に顕著であるため、「どうして皮脂が沢山でているのに保湿をする必要があるの」と思われるかもしれませんが、あらかじめ保湿ケアをすることで、皮脂の過剰分泌を防ぐことができます。
質の高い睡眠をとる
質の高い睡眠をとることは頭皮の健康状態を保つために、非常に大切です。先にも述べた通り、睡眠時に成長ホルモンは分泌されており、眠りが浅い状態の場合には十分に分泌されません。
質の高い睡眠をとるには以下のことを実践してみましょう。
- 睡眠の3時間前に食事を済ませる
- 睡眠の前に入浴をする
- 適度な室温に調整する
- 部屋の明るさを極力暗くする
- 音楽などを流さない(40db以下であれば問題無し)
- 睡眠の3時間以上前に適度な運動を行う
睡眠の質に合わせて、睡眠時間の量も大事です。しかし、人の適切な睡眠時間というのは体質によって大きく左右され、実は「絶対に何時間が良い」という研究結果はありません。
ただ、厚労省が発表している内容では6時間~8時間が推奨されており、成長ホルモンの分泌の点で考えても5時間は摂ることが好ましいため、それぐらいの時間でを目安にすると良いでしょう。
適度な運動をする
運動不足になると血行不良を引き起こし、肌のターンオーバーが乱れてしまい、肌の乾燥と皮脂の過剰分泌のどちらも起きる可能性があります。
まずは、エスカレーターやエレベーターを使わず階段を使ったり、普段車やバスや電車を使って移動しているところを途中まで歩いてみたりと無理なくできるもので構いませんので、なるべく運動を取り入れるようにしましょう。
もし、時間がある場合にはウォーキングやランニングなどの有酸素運動や筋トレなどの無酸素運動にも取り組むとより効果が実感できるかと思います。
栄養バランスが整った食事をとる
栄養バランスが偏った食事をとっていると、肌のターンオーバーが乱れたり、皮脂の過剰分泌を招く恐れがあります。糖質の摂りすぎをさけ、緑黄色野菜などビタミンが豊富に含まれた栄養を摂るようにしましょう。特にビタミンCは皮脂の抑制効果があるため、脂性肌の方におすすめです。
しかし、野菜嫌いの方や野菜が高くて毎日摂取できないという方もいるかと思います。そういった場合にはサプリメントを活用しても構いません。
一日に数種類も摂取するのは、面倒な上に飲みづらく大変ですから、まずはマルチビタミン剤などから始めることをオススメします。
自分の肌質に合ったシャンプーを使う
自分の肌質合ったシャンプーを使うことで頭皮環境を整え、皮脂のバランスを保つようにしましょう。乾燥肌・脂性肌の方におすすめのシャンプーは以下の通りです。
- 乾燥肌の方は「アミノ酸系」か「ベタイン系」のシャンプーがおすすめ
- 脂性肌の方は「高級アルコール系シャンプー」がおすすめ
それぞれ詳しく解説いたします。
乾燥肌の方は「アミノ酸系」か「ベタイン系」のシャンプーがおすすめ
乾燥肌の方は「アミノ酸系」か「ベタイン系」のシャンプーを使いましょう。アミノ酸系のシャンプーは潤いを残しながらも適度な洗浄力があり、美容院でもよく取り扱われています。
代表的な成分としては以下のものが挙げられます。
- ココイルグルタミン酸TEA
- ココイルグルタミン酸2Na
- ラウロイルメチルアラニンNa
乾燥肌である上、肌が敏感な方は「ベタイン系」のシャンプーがおすすめです。ベタイン系のシャンプーは赤ちゃん用のシャンプーにも使われるほど低刺激であることが特徴的です。しかし、比較的値段が高いというデメリットも。
代表的な成分としては以下のものが挙げられます。
- コカミドプロピルベタイン
- ラウラミドプロピルベタイン
- ラウリルヒドロキシスルタイン
脂性肌の方は「高級アルコール系シャンプー」がおすすめ
脂性肌の方は「高級アルコール系」シャンプーがおすすめです。高級アルコール系シャンプーは洗浄力が強く、皮脂を綺麗に洗い流してくれます。
しかし、先にも触れたように必要な皮脂までも落としてしまい乾燥の原因にもなり得ることから、頭皮用ローションや保湿成分が配合された育毛剤と併用して使うと良いでしょう。
また、肌への刺激が強いこともあり、もし脂性敏感肌の場合にはアミノ酸系シャンプーをおすすめします。
代表的な成分としては以下のものが挙げられます。
- ラウレス硫酸Na
- ラウリル硫酸Na
- ラウレス-3 硫酸Na
まとめ
今回はフケが出る原因から対策方法まで解説させていただきました。今回の記事で重要なポイントは以下の4つです。
- フケは古い角質が剥がれ落ちたものであり、誰でも自然発生する
- ターンオーバーの乱れなどの肌トラブルが原因でフケは大量に発生する
- フケには乾燥が原因の「乾性フケ」と皮脂の過剰分泌が原因の「脂性フケ」の2種類がある
- 対策方法は主に生活習慣の改善をはじめ、使用するシャンプーやお湯の温度が大事
ぜひ、ご紹介させていただいた内容を踏まえて実践してみてくださいね。