- 「育毛剤を使用してみたいけど、副作用が心配」
- 「発毛剤を使用してみたいけど、副作用が心配」
- 「育毛剤や発毛剤に危険な成分は含まれてないのかな」
この記事を読まれている方は、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では育毛剤・発毛剤の副作用をはじめ、危険性や使用する際のデメリットについても解説します。
ぜひ、最後までお目通しください。
目次
育毛剤と発毛剤の違いとは

そもそも育毛剤と発毛剤は何が違うのでしょうか。大きく分けると育毛剤は抜け毛を防止し、今ある髪の毛をキープするためのものであり、発毛剤は新たに発毛をさせるためのものです。
配合成分に関しても大きく違いがあり、発毛剤には厚生労働省が認めた発毛有効成分であるミノキシジルが配合されています。また、ミノキシジルは副作用があるため、医薬部外品である育毛剤とは異なり、医薬品に分類されます。
どちらが髪にとって良い悪いという優劣は無く、ご自身の目的に合った方を使うようにしましょう。
育毛剤に副作用はあるのか

結論から言うと、育毛剤にも副作用はあります。具体的な内容としては、配合されている成分のアレルギー反応による皮膚炎や湿疹など、皮膚症状によるものが主な副作用となります。
そのため、育毛剤を使用する際には必ずパッチテストを行った上で、ご自身の肌に使用しても問題無いかどうかをチェックした上で使いましょう。
このような物質が肌に接触することで起こる皮膚の炎症を接触皮膚炎と言いますが、これは育毛剤特有の副作用という訳では無く、いかなる物質においても言えることです。金属アレルギーの方が時計やアクセサリーなどの金属を身に着けた際に起こるアレルギー反応などと同じ類のもの。
もし、育毛剤を使用した際に痒みや痛みを感じる場合には、すぐ使用をやめてください。かえって頭皮環境を悪化させ、薄毛を進行させてしまう恐れもあります。
発毛剤に副作用はあるのか

発毛剤に副作用はあります。育毛剤と同様に成分のアレルギー反応による接触皮膚炎をはじめ、ミノキシジル特有の副作用が起こる恐れがあるのです。
ミノキシジルとはそもそも何?
ミノキシジルは元々、高血圧の人に対して使用する降圧降下作用のある薬です。血管を広げ、血流を良くすることで血圧を下げるという作用が主たるものでした。
しかし、ミノキシジルを服用している患者から多毛症が見られたため、薄毛の治療に使われるようになったのです。
ミノキシジルによって起こる副作用
ミノキシジル特有の副作用は、主に以下の内容が挙げられます。
- 動悸
- 息切れ
- 不整脈
- 呼吸不全
- 狭心症
- 胸痛
何故このような副作用が起こるのか
先にも述べた通り、ミノキシジルは血管を広げる作用があります。しかし、心臓に血を送る冠動脈は他の血管と違い、血管を収縮させることで血液に勢いを出して血を送ります。ホースの先をつまむと勢いよく水が噴射されるのと同じ要領です。
ミノキシジルを服用するとこの冠動脈まで広げてしまうため、心臓の血流量が減り、酸素供給・栄養補給が十分に行われなくなるのです。そして、肺にも負担がかかるようになります。
そのため、循環器系の持病がある方は使用を避けた方がよいでしょう。どうしても使用したいという場合には、必ず医師に相談した上で、使うようにしましょう。
育毛剤・発毛剤を使用する際に注意するべきポイント

育毛剤・発毛剤を使用する際に注意するべきポイントは以下の3点です。
- 規定の量以上に使用しない
- 育毛剤・発毛剤をつけて濡れたままの状態で帽子を被ったり寝たりしない
- 複数の育毛剤・発毛剤を併用しない
それぞれ詳しく解説します。
規定の量以上に使用しない
育毛剤・発毛剤には規定量が定められています。
一部の成分には耐用上限量といったものが定められており、耐用上限量を超過するほどの成分量を摂取すると、吐き気や眩暈、頭痛などをはじめとした、さまざまな副作用が起こり、頭皮にとっても悪影響を及ぼすことがあります。
必ず用法・用量を守って使用しましょう。
複数の育毛剤・発毛剤を併用しない
いずれの育毛剤・発毛剤もその製品だけを使用することを前提に、成分量のバランスを調整したり、成分の組み合わせを考えています。
複数の育毛剤・発毛剤を併用することで、先にも述べた耐用上限量を超過する恐れがある他、成分の組み合わせによっては重篤な副作用が発生してしまうこともあり得ます。薬にも飲み合わせの良し悪しがあるのと同様です。
使用する育毛剤・発毛剤は必ず一種類だけにしましょう。
育毛剤・発毛剤をつけて濡れたままの状態で帽子を被ったり寝たりしない
育毛剤・発毛剤をつけると、当然ですが一時的に髪の毛や頭皮が濡れた状態になります。そういった状態で帽子を被ったり、寝たりしてしまうと、頭皮が蒸れて常在菌であるマラセチア菌などが異常繁殖する恐れがあります。
マラセチア菌が異常繁殖すると、炎症が起き、ニキビと同じような症状である毛包炎を引き起こす可能性があり、頭皮環境を悪化させてしまいます。
育毛剤・発毛剤を塗布した後は、必ず十分に乾かしましょう。
育毛剤・発毛剤を使用するデメリット

育毛剤・発毛剤を使用するデメリットとしては、主に以下の3点が挙げられます。
- 効果を感じるまでに時間がかかるため費用がかかる
- 自然乾燥をさせるのに時間がかかる
それぞれ詳しく解説していきます。
効果を感じるまでに時間がかかるため費用がかかる
育毛剤・発毛剤は使用して1カ月~2カ月ほどで、すぐに効果が実感できる訳ではありません。ヘアサイクルと呼ばれる髪の新陳代謝の関係から、新たな髪の毛が生えてくるまでに早くても3カ月、遅くて半年ほどかかることがあります。
そのため、実際に効果がでるまでには最低でも半年を見ておく必要があるのです。
育毛剤・発毛剤の価格は数千円のものから数万円するものもあり、ピンキリですが長期間継続的に使用する必要があるため、それなりの費用がかかってきます。
こうした即効性が無い点がデメリットと言えますが、これはAGA治療でも同様です。植毛でもない限り、即効性が高い薄毛改善の方法はありません。
育毛剤・発毛剤を使用する際には、継続して購入できる費用かどうかもチェックしておきましょう。
自然乾燥をさせるのに時間がかかる
育毛剤・発毛剤を使用した際には自然乾燥するまで5分~10分ほど待つ必要があります。
夜であれば、あまり時間を気にされる方もいないかと思いますが、育毛剤・発毛剤によっては朝夜の2回塗布する必要があるものもあるため、忙しい朝には中々時間を確保し辛いかと思います。
育毛剤・発毛剤を選ぶ際には1日1回だけの使用で十分なものを選ぶと良いでしょう。
育毛剤・発毛剤に関するよくある質問

最後に育毛剤・発毛剤に関するよくある質問について回答いたします。
Q. 育毛剤・発毛剤に女性特有の副作用はありますか?
育毛剤・発毛剤に女性特有の副作用はありません。しかし、ミノキシジルの含有量には注意が必要です。
男性向けの発毛剤にはミノキシジル濃度が5%のものが多く販売されていますが、厚労省の発表では副作用の観点から女性が使用する場合には1%までとしています。
発毛剤を使用する際にはミノキシジルの配合濃度に気をつけましょう。
Q. 副作用のない育毛剤はありますか?
アレルギーを持っている方でなければ、基本的にどのような育毛剤でも副作用はほとんど起こらないでしょう。敏感肌の方はエタノールなどのアルコール成分に反応しやすいため、注意しましょう。
まとめ
今回は育毛剤・発毛剤の副作用について解説いたしました。本記事の重要なポイントは以下の5つです。
- 育毛剤・発毛剤のどちらもアレルギー反応が起こる可能性はゼロではない
- 発毛剤にはミノキシジルが配合されており特有の副作用を持っている
- 循環器系に関する持病がある方は必ず医師に相談した上で発毛剤を使用すること
- 育毛剤・発毛剤の用法用量は必ず守る
- 女性はミノキシジル濃度が1%の発毛剤を使用する