- 「秋になると急に抜け毛が増えるんだけど、なんか関係あるのかな…」
- 「最近抜け毛が多いけど、”季節性によるもの”って済ませても問題ないのかな…」
この記事を読まれている方は、こういった悩みや疑問を抱えているのではないでしょうか。そこで本記事では季節性による抜け毛の増加と、危険な抜け毛の特徴などについて徹底解説いたします。
ぜひ最後までお目通しください。
目次
夏と秋は抜け毛が多くなるのはどうして?原因について解説
一般的には1日に抜ける髪の量は50本~100本と言われていますが、7月~11月にかけては、それ以上に抜け毛が多くなる傾向にあり、多い場合には約200本~300本にものぼるとされています。
季節の変化による抜け毛の増加について、明確な研究データは未だありません。ただ一般的には主に以下の3つが原因であると多く取り上げられています。
- 換毛期の名残りが残っているため
- 紫外線のダメージによるもの
- 気温差が激しく疲れやすい時期のため
それぞれ詳しく解説していきます。
換毛期の名残りが残っているため
哺乳類の多くには換毛期があり、夏毛や冬毛など季節に応じて毛が生え変わります。人間の祖先は猿であると言われていますが、猿にも換毛期があり、この名残りがあるためだと一説では考えられています。
紫外線のダメージによるもの
夏は紫外線が強く、髪の毛をはじめ頭皮にもダメージを与えます。
紫外線によって髪がパサつくことはありますが、髪の毛は毛母細胞が角化しており、分裂・増殖などの細胞活動は行われていません。そのため、髪の毛自体が紫外線をいくら浴びても抜け毛に繋がることは考え辛いですが、頭皮の場合には話が変わります。
頭皮に紫外線が当たると、外的刺激から肌を守るために、肌が生まれ変わる代謝であるターンオーバーが急速に進められ、未成熟な角質細胞によって肌の表面(表皮)が形成されていきます。
こうして出来上がった未成熟な角質層は、保水力が乏しく乾燥しやすい特徴があるのです。
乾燥した状態の肌は、肌を保湿するために皮脂を過剰分泌してしまうため、それによって毛穴が詰まってしまい、髪が十分に成長できず、抜け毛が増えてしまうということが考えられます。
気温差が激しく疲れやすい時期のため
夏は暑く、秋は気温差が激しく体調を崩しやすい時期でもあります。
こうした気温変動によって身体的ストレスが与えられることは、自律神経の乱れにも繋がります。そして、自律神経が乱れることで血行不良を引き起こしてしまうのです。
髪の毛の成長に必要な栄養素は、血を介して頭皮へと運ばれていくため、血行不良になると髪に十分な栄養が行きわたらず、十分に成長できないといったことが起こります。
ただ、一定の気温差による刺激を受けなければ自律神経が健全に発達せず、正常に働かないという調査結果もあるため、この説の信憑性については、やや乏しいのではないかと考えられます。
季節性の抜け毛と済ますべきではない!危険な抜け毛の特徴
髪の毛は永久的に伸び続ける訳では無く、一定のサイクルで抜けては生えてを繰り返しています。そのため、季節の変化が原因で一時的に抜け毛が増えたとしても、健康的な状態の場合には、いずれ回復するため気にする必要はありません。
しかし「季節性の抜け毛だから…」と放置していると、気づかぬ内に薄毛が進行してしまっている事もあります。
危険な抜け毛の特徴としては以下のようなことが挙げられます。
- 毛根部分が黒く膨らみが無い
- 髪の毛が細く短い
十分に成長し切った髪の毛の場合は、毛根に白い「毛根鞘(もうこんしょう)」と呼ばれるものがくっついており、毛根が膨らんでいるのが特徴です。しかし、何らかの原因によって髪の成長期が極端に短くなっている場合は、毛根鞘がついておらず、膨らみもありません。
また、細く短い毛ばかり抜けている場合も注意が必要です。こちらも髪の成長期が極端に短くなっていることが考えられます。
抜け毛にこうした特徴が見られる場合には、AGAである可能性も高いと考えられ、AGA治療などの対策が必要になります。
枕に抜け毛が多い・お風呂の排水溝がすぐ詰まってしまう場合も注意が必要
冒頭でお話した通り、通常でも1日に50本~100本髪の毛は抜けていますが、この程度の量の場合、よほど意識しない限りは抜け毛に気づくこともありません。
しかし、枕に抜け毛が多かったり、お風呂の排水溝がすぐ詰まってしまうということが、季節を問わず慢性的に起きている場合には注意が必要です。
秋冬の一時的なものであれば問題ありませんが、それ以外の季節でも続いているようであれば、こちらもAGAである可能性が考えられます。
抜け毛が多い場合の対策方法
ヘアサイクルは一生行われ続ける訳では無く、一生のうちに20回~40回と上限が決まっています。「そのうち生えるだろう」と、抜け毛を放置していると、いくら治療を施しても髪の毛が元通りにならなくなってしまうのです。
そのため、抜け毛が増えてきたと感じたら早急に対策をするようにしましょう。
抜け毛が多い場合の対策方法としては、主に以下の3つが挙げられます。
- AGA治療
- 育毛剤・発毛剤の使用
- 栄養バランスの取れた食事
それぞれ詳しく解説していきます。
AGA治療
抜け毛の原因がAGAである場合、医師からの診断を受け治療を開始することが一番の改善方法となります。
AGAは遺伝により生じることが多く、生活習慣の改善だけでは対処しづらい問題があります。親から受け継いだ薄毛になりやすい性質にアプローチするためには、薬剤による治療が必要となります。
AGAの治療では主に内服薬や外用薬、メソセラピー(栄養成分の注射)などが用いられます。薄毛の進行度合いや体質に応じた治療方法を医師と相談した上で進めましょう。
育毛剤・発毛剤の使用
市販の育毛剤・発毛剤を使用することも薄毛対策に有効です。
薄毛の改善を目指すために生活習慣を整えることは大切ですが、頭皮への直接的なアプローチはしづらいものです。
市販されている育毛剤・発毛剤は手軽に手に入る上、薄毛の状態に応じた使い方が出来るのです。
例えば、育毛剤においては、抜け毛を抑制することで毛髪を育成する効果があり、主に毛痩せに悩む方に適しています。一方、発毛剤においては毛髪の生成を促進する効果があり、地肌の目立つ薄毛症状に適しています。
症状に応じた対処を手軽に始めたい方にとって、市販の育毛剤・発毛剤の使用はおすすめと言えるでしょう。
栄養バランスの取れた食事
髪の毛の成長にあたって、栄養素は欠かせないものです。
毛髪の成長は、毛細血管から運ばれた栄養素を材料に毛乳頭で毛母細胞が作られるところから始まります。そして、前述の通り毛母細胞は分裂スピードが早いため多くの栄養素を要します。
ヘアサイクルを正常化させ薄毛の改善を目指すには、髪に必要な栄養をバランス良く取ることが重要なのです。
髪に良い食べ物
髪に良い食べ物を選ぶにあたり、様々な栄養素を意識する必要があります。
例えば、毛髪の8割以上を占めるタンパク質は勿論のこと、ビタミンB群やC、亜鉛・銅といったミネラル各種は毛髪を形成するための材料となります。
また、ビタミンAやE、イノシトールなどは毛母細胞の働きをサポートしてくれます。
上記の栄養素が取れるよう献立を考えることが、髪に良い食事へと繋がるのです。
薄毛を治す食べ物はあるの?
毛髪の形成に必要な栄養素を含む食べ物は、薄毛の改善をサポートしてくれます。特に薄毛の改善と繋がりの深い栄養素と具体的な食材について下記に紹介します。
栄養素 | 栄養素を含む食材 |
タンパク質 | 豚肉・鶏肉・牛肉・魚肉・卵・大豆など |
ビタミンA | レバー・人参・モロヘイヤ・鰻・大葉など |
ビタミンB群 | レバー・貝類・ごま・カツオ・ししとうなど |
ビタミンC | 果物類・ピーマン類(赤・オレンジ・黄など)・ブロッコリー・豆苗など |
ビタミンE | アーモンド・ヘーゼルナッツ・落花生・すじこ・ひまわり油など |
亜鉛 | 豚レバー・牡蠣・鰻・切り干し大根など |
イソフラボン | 大豆製品全般 |
まとめ
今回は夏秋に抜け毛が増加する原因から、危険な抜け毛の特徴やその対策方法について解説しました。本記事で重要なポイントは以下のxつです。
- 夏秋は抜け毛が増加傾向にあると判明しているものの、その原因は明確に分かっていない
- 夏秋に抜け毛が増加する原因としては換毛期の名残りや紫外線によるダメージ、自律神経の乱れが原因であると考えられている
- 毛根が黒くふくらみの無い抜け毛や細く短い抜け毛は薄毛の前兆である可能性が高い
- 慢性的に枕の抜け毛が気になったり、お風呂の排水溝が詰まりやすい場合には注意が必要
- 抜け毛の対策方法としてはAGA治療・育毛剤や発毛剤の使用・栄養バランスの取れた食事が重要
危険な抜け毛の特徴などに当てはまる場合、なるべく早めに対策を行うようにしましょう。