「最近髪の毛が薄くなってきたけどAGA治療は高いし、自力で何とか治せないかな・・・」と思われている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、自力で薄毛を治すことができるのかという題材をはじめ、薄毛になる原因や対策方法について詳しく解説していきます。
最後には禿げやすい人の特徴や治る時の前兆など、薄毛に関するよくある質問についてもまとめていますので、ぜひお目通しください。
目次
薄毛の原因によっては自分で治すことができる
結論から言うと、薄毛になった原因によっては自分で治せる可能性があります。逆に言えば、自力で治せないような薄毛の症状もあるのです。
まず、自力で治すことができる可能性のある薄毛の原因について解説いたします。
自分で治すことができる薄毛の原因
自分で治すことができる薄毛の原因としては、主に以下の3点が挙げられます。
- 栄養不足によるもの
- 睡眠不足によるもの
- 運動不足などによるもの
それぞれ詳しく解説していきます。
栄養不足によるもの
髪の毛の成長には栄養が欠かせません。髪の毛の約9割はケラチンというタンパク質によって作られており、アミノ酸が豊富なタンパク質の摂取は欠かせない他、それらの代謝を高めるためのビタミンやミネラルなどの栄養素も必要となります。
そのため、毎日ジャンクフードやカップラーメンなどで過ごしたり、過度なダイエットなどで著しく偏った食生活を送っていると、髪の毛に必要な栄養素が十分に摂れず、成長が阻害されることで薄毛を引き起こしてしまう可能性があります。
こうした場合には、食生活を見直しサプリメント等も取り入れることで、薄毛の改善が見込めるでしょう。
睡眠不足によるもの
髪の毛と成長ホルモンには大きな結びつきがあります。成長ホルモンが十分に分泌されることで、髪の毛の基となる毛母細胞や毛乳頭が活性化されて、髪の毛は成長することができます。
成長ホルモンの分泌は常に行われている訳では無く、分泌されるタイミングがあり、そのうちの約60%~70%は睡眠中が占めていると言われています。
そのため、慢性的な睡眠不足が続いてしまうと、成長ホルモンが分泌されないため、毛母細胞や毛乳頭の活動が弱まり、髪の毛が成長できなくなってしまうのです。
こうした場合には、1日あたり6時間~8時間ほどの睡眠時間を確保することによって、薄毛の改善が期待できます。
運動不足によるもの
髪の毛の栄養は血によって頭皮へと運ばれてきます。そのため、血行不良の状態に陥っている場合には髪の毛にも十分な栄養が行きわたらないのです。
血行不良の原因にはストレスなど様々なことが挙げられますが、中でも運動不足による血行不良が多く見られます。
頭皮を前後に揉み動かしたときに、硬く動かないようであれば血行不良を疑った方が良いでしょう。こうした場合には適度な有酸素運動や無酸素運動を取り入れることで、血流が改善され、頭皮の血行不良も改善されます。
また、運動以外にも湯船に浸かったりすることで、血流の改善が見込めます。
自力で治すことのできない薄毛の原因は「AGA」
今や3人に1人が発症していると言われているAGA(男性型脱毛症)。
薄毛の原因の中でも、特に多く取り上げられるAGAですが、残念なことに自力で治すことは、ほぼほぼ不可能な病気です。また、AGAは進行性の脱毛症であるため、AGA治療を受けたとしても完治することはありません。
AGAはジヒドロテストステロンと呼ばれる男性ホルモンが主な原因として挙げられます。ジヒドロテストステロンはテストステロンと5αリダクターゼと呼ばれる還元酵素が結びつくことで生まれます。そして、ジヒドロテストステロンがアンドロゲンレセプターと呼ばれる受容体と結合し、脱毛因子であるTGF-βが生まれ、これによって毛母細胞や毛乳頭の活動が弱まってしまい、薄毛が進行してしまうのです。
そのため、ジヒドロテストステロンを生成させないことが肝となります。しかし、身近な方法でジヒドロテストステロンを十分に抑制する方法はありません。亜鉛を摂取することで5αリダクターゼの活動を阻害できるとされていますが、十分ではないでしょう。
こうした事からAGAによる薄毛の場合は、自力で治すことは難しいと考えられます。AGAの改善にはAGA治療を行うことが最も効果的であり、確度が高い手段と言えるでしょう。
薄毛に関するよくある質問
最後に薄毛に関するよくある質問についてまとめました。
Q. 禿げやすい人に何か特徴はありますか?
禿げやすい人の特徴としては、以下の11個のポイントが挙げられます。
- 母方の家系に薄毛の人がいる
- 食生活が乱れている
- 慢性的な睡眠不足
- 枕に抜け毛が多く付着していたり抜け毛量が多い
- 喫煙者
- 抜け毛の毛根にふくらみが無く細い
- 髪の毛のハリやコシが無くなってきている
- ヘアセットがしづらくなった
これらに半数以上当てはまる方は注意した方が良いでしょう。詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
※内部リンク:【男性版】将来ハゲやすい人の特徴は?11個のポイントと薄毛の対策方法についても解説します
Q. 薄毛が治る時に前兆は何かありますか?
AGAの方がAGA治療薬を使用した際、髪の毛が生えてくる前に初期脱毛と言われる現象が見られます。
髪の毛は一定期間で生まれ変わり、これを「ヘアサイクル」と呼びます。ヘアサイクルは成長期・退行期・休止期の3つの期間で形成されていますが、AGAの場合にはこの成長期が著しく短くなり、ヘアサイクルが乱れた状態が続きます。
こうした状態の時にAGA治療薬であるフィナステリドやデュタステリドを摂取すると、正しいヘアサイクルが行われるようにするため、成長期から退行期・休止期に強制的に移り変わります。
そのため、一時的に抜け毛の量が増えるといった初期脱毛の症状が起こるのです。
まとめ
今回は自分で薄毛を治す方法について解説いたしました。今回の記事で重要なポイントは以下の2つです。
- 生活習慣が原因で薄毛になっている場合には自力で治せる見込みがある
- AGAが原因で薄毛になっている場合にはAGA治療が必要不可欠である
AGAは誰にでも起こる可能性がある病気です。少しでも不安な方は、専門のクリニックへ行き、検査を受けてみましょう。